南米のチリで、去年放送されたアニメ「キャプテン翼」に、 女性への暴力的な描写があったとして、「全国テレビ評議会」が昨年2月、 番組を放送した国営放送(TVN)に対して罰金を求めていたのですが、 このたび首都サンティアゴで控訴審が開かれ、 「このケースは性に基づいた暴力ではない」との理由で、 罰金の支払いは不要だとする判断が下されました。 今回「全国テレビ評議会」が問題視したのは、主人公・大空翼の対戦相手である三杉淳が、 女子マネージャーである青葉弥生の頬を平手打ちした場面。 三杉は、秘密にしていた心臓病の持病の事を、弥生が密かに翼に伝え、 わざと試合に負けるように頼んでいた事を知り、 ハーフタイム中に平手打ちをしました。 上述のように、サンディアゴの裁判所は、 「女性である事を理由に手を挙げた訳ではない」と判断。 「第三者に秘密やプライベートを漏らしたためだ」としています。