> 2021/03/21 (日) 19:43:47 ◆ ▼ ◇ [misao]> 缶詰って19世紀からあるのか(;´Д`)
缶詰の製造原理は,1804年フランスのアペールによって発見された。
1795年フランス革命のさなかに,ナポレオンはヨーロッパ戦線を東奔西走していた。
当時のヨーロッパは新鮮な食物が不足し,一般市民に栄養不良による病気が流行していた。
その時代の食品の保存法は昔ながらの乾燥,塩蔵および薫製によってなされていたが,
長い航海をする船員は塩蔵肉や乾パンでがまんしなければならなかったため,
海軍部内には壊血病がまんえんしていた。ナポレオンは軍隊の士気を高め戦闘力を維持するためには,
栄養豊富で新鮮美味な食糧を大量に供給する必要性を痛感し,従来の方法によらない食品貯蔵法を
懸賞金つきで募集することを政府に命じた。
政府は時の最高の科学者を委員とした食糧の長期貯蔵研究委員会を設けた。
1810年にこの委員会はアペールの新貯蔵法を認め賞金1万2000フランを与えた。
アペールは最初普通の瓶を使用しコルク栓を用いたが,後に口径4インチ(約10cm)もある広口瓶を作らせた。
栓はまだゴムの輪もスクリューキャップもなかったので,上質のコルク栓を使った。
この広口瓶に調理した食品を詰め,コルク栓をゆるくはめて湯煎(ゆせん)鍋に30~60分間入れ,
沸騰させて瓶内の空気を追い出し,コルク栓で密封した。
こうすれば腐敗の原因となる空気は瓶内になく,またコルク栓によって外気がさえぎられるから
瓶内の食品はまったく腐敗することはないというのがアペールの理論であった。
この時代はまだ自然発生説の盛んな時代で,この方法が成功したのは高熱を加えることによって
瓶中の空気が除かれたためであると考えられていたのである。
それから約60年後フランスのパスツールによって細菌学的に加熱殺菌の理論が証明されるまでは,
このような誤りが正しいものと信じられていた。
参考:2021/03/21(日)19時32分22秒