2021/04/16 (金) 07:11:10        [misao]
現地訛りのアラビア語とSNSを駆使し、イラク人の心を掴んだ岩井文男氏。
イラクへの赴任は3年にも満たない短い期間でしたが、
岩井氏にイラク国籍の付与を求める請願運動が起きたり、
岩井氏を現地の政治家にするべく立候補推挙運動が起きたりと、
まさにカリスマ的な人気を有していました。

その岩井大使が1月からサウジアラビアの大使に着任したのですが、
もともとイラクでの活躍が知られていた事に加え、
敬意が込められたイラクでの愛称である「アブー・コウジ」が
(アラブでは親しい知人を呼称する際、知人の長男か長女の名を、
 「アブー(父の意味)」の後につけて呼ぶ文化がある)、
サウジアラビアで爆発的なヒットを記録したアニメ、
「マジンガーZ」や「グレンダイザー」に登場する、
兜甲児(かぶとこうじ)にを連想させる事から、さらに人気が加速。

今月6日にはBBCアラビア語版でも取り上げられる程の反響を呼んでいます。