>  2022/10/01 (土) 13:37:04        [misao]
> > 映画の日だよ、
> > 夏へのトンネル、さよならの出口 は佳作とか良作とは言わないけど色々ツッコミどころが多くて楽しいアニメ映画だよ(;´Д`)
> 入場特典で後日譚の小説もらえるんだよね(;´Д`)

前半で期待していたキャラが後半に入ると凡庸化したりフェイドアウト気味になるので頼みの綱は舞台装置であるウラシマトンネルという事になるのだけど……
普通SFでウラシマ効果が出てくれば「体感時間の差で大切な人たちと切り離されてしまう」という悲劇が描かれ、
そこをどう乗り切るかがキモとなるわけで、個人的にもそこに期待した。
期待通り主人公のカオルは全てを投げ捨ててウラシマトンネルに突入、
妹のカレンを取り戻すべく突っ走りカオルがウラシマトンネルで過ごす間に外界では【〇年と×××日が経過】と絶望的な時間が過ぎ去ってしまった事が示される。
この演出のお陰で後半萎み気味になった期待値がここで再びググッと持ち直した。
「これだよ、こういう過ぎ去ってしまった時間と外の世界に置いてきた大切な人たちとの間に開いていく距離こそがウラシマ効果の魅力なんだよ」と実に興奮した。
……が、その絶望感と引き換えにカオルが得た教訓があまりに凡庸。
今さら「現実に立ち返れ」「身近な人間関係を大切にしろ」という20年以上前の劇場版エヴァンゲリオンみたいなテーマを突き付けてどうしろというのかと。
そしてSF的な部分で期待した「ウラシマ効果をどう乗り越えるのか」という部分でのヒネリの無さが……
過ぎ去ってしまった時間はどうともならず、昔と比べて歳を取った大切な人たちと復縁し幸せに暮らしましたって……それ主人公は失踪生活を送っていたのと何が違うの???
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参考:2022/10/01(土)13時24分55秒