ここで実質的に展開しているのは一種の「天譴論(てんけんろん)」的思考といえる。 関東大震災の折の内村鑑三や東日本大震災の際の石原慎太郎の言説などで知られている、 自然災害を天から人びとに与えられた罰として考え、災害を画期として人心の刷新を図ろうとする天譴論は、 いうまでもなくその被災した土地、被災した人びとを貶める言説であり、容認することは極めて困難なものである。 いうまでもなくって言う人はいうまでもないのだろうか(;´Д`)