米内と数々のコンビを組んだ井上成美は保科に批判的な態度を取っており、慰労会の最中井上は手相を見て「君は典型的な二重人格だ」と言っている。 手相で二重人格ということがわかることはなく、これは太平洋戦争開戦時兵備局長で開戦を止められる立場にいた保科が何故止めなかったのか、という批判も込められていた。 高木惣吉も「終戦派なのか本土決戦派なのかどっちつかずで腹の内がわからない人」と批判していた。 しかし、陸軍は保科を戦争継続派とみなし本音を語り、終戦間際に陸軍による鈴木首相、米内海相暗殺計画も話してしまい、 保科は米内の警護を厳重にするように秘書官・副官に命じ、本心を見せないことが海軍側にとっては逆にメリットに働いたとも言える。 有能だ(;´Д`)