ー岡田麿里200%の作品にしてくださいと依頼されたそうですね。 共同作業の中で自分を出すと言うことの矛盾を理解した上で、どう表現していくのか。 前作の「さよ朝」の時には、岡田麿里100パーセントを出してくれと言われたんです。そのさらに上となると数値がバグっていて(笑)、本来の自分をさらけ出すっていうだけじゃ到底足りない。 あとの100は何かを考えたときに、「周囲から見える自分」があるんじゃないかと。 そこで、自分の脚本に対してよく言われることを考えてみたんです。生々しい、どろどろしている、起伏が激しい……負のイメージとしても語られるそれらを、自分の中で昇華したいと考えました。 そこまでクドくないと思いました