>  2023/11/09 (木) 23:33:35        [misao]
> > 首だけ関東に飛んで行ったしな(;´Д`)
> かっこいい(;´Д`)

落頭民だな(;´Д`)

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朱桓は一人の下女を雇ったが、その女は夜眠ると首だけが離れ、耳を翼にして宙を飛び、犬潜り、あるいは窓から外へと出てゆく。そして翌朝には元へ戻った。

そばへ寝ていた者がこれを怪しく思い夜中に女を照らして見ると、そこには頭の無い胴体があった。
体はやや冷たく、呼吸もあまりできていない。

胴へ衾を被せたところ、明け方戻った首は胴へと戻ることができず、力尽き幾度か地へと落ちた。
息も荒くなり、死んでしまいそうになった為、その者は慌てて衾をどけてやった。
すると首はまた元の胴へと戻る事ができたのだった。

この様なことが続いた為、主人の朱桓は女を畏れ暇を出したのであるが、聞けばそれは
落頭民という部族が持つ天性の特徴であった。

また、南征に赴いた大将達は度々落頭民を得ることがあった。ある者は首のない胴へ銅盤を被せたが、
落頭民の首は胴へ戻る事が出来ず、ついには死んでしまったという。

参考:2023/11/09(木)23時20分43秒