やたらに人に弱味をさらけ出す人間のことを私は躊躇なく「無礼者」と呼びます。 それは社会的無礼であって、われわれは自分の弱さをいやがる気持ちから人の長所をみとめるのに、 人も同じように弱いということを証明してくれるのは、無礼千万なのであります。 そればかりではありません。どんなに醜悪であろうと、 自分の真実の姿を告白して、それによって真実の姿をみとめてもらい、 あわよくば真実の姿のままで愛してもらおうなどと考えるのは、 甘い考えで、人生をなめてかかった考えです。