2017/08/01 (火) 05:11:08        [misao]
日本のマスコミは、今でも「ニューヨークタイムズ電子版によれば・・・」といった言い方をします。
これは「紙面が正で、電子版は従」ということを無意識に前提にしているのでしょう。
でも、The New York Timesは既に電子版がメインになっていて、今では紙は付け足しなんですよね。
3月に久々にアメリカ東海岸を訪れた際には、紙の新聞が置いてあったのは文字通り空港だけでした。
新聞はネットで読むのが当たり前になっている。


実は新聞を電子版中心にすると、いいことがいっぱいあるんです。
①宅配をしなくていいからコストが下がる。
②記事の修正が楽。
③速報性が上がる。
④レイアウトで悩まなくていいし、記事を長くしてもOK。
⑤紙を使わないと環境にも優しい。

だから「断腸の思いで紙面を辞める」のではなく、「ホイホイ、こんなにいい話があったのか」と電子版に移行したのではないかと思います。
ちなみにThe New York Timesの部数は100万部程度でしたが、電子版の有料購読者数は初めて200万部を越えたそうです。