2008/07/15 (火) 13:43:53        [qwerty]
母  「そうや。観鈴はもうひとりきりやない」
   「ずっと、うちと一緒や」
   「せやから…観鈴…」
みすず「だから…」
   「だからね…」
   「もうゴールするね…」
母  「あかんっ…」
   「これからやっ…」
   「これからや言うてるやろっ…」

とて… 

母  「観鈴、きたらあかんっ!」
   「これからや言うてるやろっ!」
…とて…
……とて。
みすず「ゴールっ…」
   「やった…」
   「やっと…たどりついた」
   「ずっと探してたばしょ…」
   「幸せなばしょ…」
   「ずっと、幸せなばしょ…」
母  「………」
   「そんなん嫌や…」
   「観鈴…」
   「うち、そんなん嫌や…」
   「そんなん嫌やーーっ!」
   「置いていかんでやっ…」
   「うちをひとりにせんでやっ…」
   「あんたに何もかも教えてもらったんやないかっ」
   「ひとりきりやない、生き方…」
   「あほで甲斐性なしやったうちに教えてくれたやんか…」
   「酒飲むことだけが幸せやったうちに教えてくれたやないかっ…」
   「家族と一緒に生きるいうことや…」
   「その中でうちは守るものができて、強くなれて…」
   「そして、幸せをつかんだんや…」
   「あんたを幸せにすることが、うちの幸せやったんや…」
   「あんたと一緒にいられたら、幸せなんやっ」
   「な、ずっとふたりで幸せに生きてこ…」
   「これから先ずっと…」
   「うちらふたりで…」
   「ほかにはなんもいらんから…」
   「友達もいらん…」
   「新しい服もいらんし、贅沢もできんでええ…」
   「ただ、あんたといれたらそれでええんや…」
   「ずっとふたりで暮らしてこ…」
   「また海を見にいこ…」
   「あんたが好きなヘンなジュース飲んで歩こうや…」
   「飽きるぐらい遊ぼ」
   「ずっと、神尾の家で、ふたりで仲良ぉ暮らそ…」
   「な…」
   「だから、いかんといてやっ…」
   「うち、おいていかんといてやっ…」
   「ひとりにせんといてやっ…」
   「うちをひとりにせんといてやっ…」
   「な、観鈴…」
   「観鈴っ…」
   「観鈴…観鈴っ…」
   「観鈴…」
   「観鈴ーっ…!」

あのうみー(ρ_;)どこまでもー