2005/07/02 (土) 15:29:21        [qwerty]
骨を取って身をほぐしてお箸でつまんでお口元まで。はいご主人さま召し上がれ――。

柔らかいものだけを食べ続けた結果、作品を咀嚼するアゴのチカラが弱まってしまった昨今の子供たち。
そして、そうした子供たちに向けて口当たりのいい甘ったるいスナック菓子を提供し続ける作り手。
そんなアニメ業界に「オラ、職人の煎餅でも喰らえ」とひとり気を吐く作品です。

それでいて双子の美少女との同居生活、スラップスティックなノリ、お色気、アニパロ……
といった昨今のスナック風味もシッカリ効かせる確信犯的な韜晦ぶり。
これら「風味」を「ものの本質」だと誤認した視聴者はあれよあれよと幻惑され、
どのように作品に対峙すればいいのか判らなくなり、未経験の不安を覚える。
そして「これはスタッフの自己満足作品だ」と吐き捨てることでようやく安心し、作品を見切ることができる
――逆にそんなふうにレッテルを貼らないと切り捨てることすら容易ではない。
異様で、得体の知れない作品です。

オルタナティブとは「選択する」の意。
選択されるのは作品なのか、視聴者なのか。
選ばれれた――あるいは選んだ人間には、この上とない至宝となるでしょう。
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上手いこと言ってるようで実は支離滅裂だ(´ー`)