新井白石がイエズス会のシドッチ?て奴と対談した時、そいつの知性の高さに 仰天したそうだ。世界情勢も知ってるし日時の計り方も知ってるし博識で 話してても物凄く論理的でまともな事を言う。お互いの知性を徐々に認め合った。 そして白石はいよいよキリスト教についての質問をした、その途端、今まで 知的に話してた奴がアホみたいな教義ばかり説きだしてガッカリ落胆したらしい。 これほどの知性がこと宗教の話になると何故こうなってしまうのか、、と不思議だった。 シドッチには「形而上」の話が一切通じない。話はそこで終わった。 それから約300年。根本は何も変ってないのである。