> 2008/09/10 (水) 21:43:28 ◆ ▼ ◇ [qwerty]> > 仮に毎年そのペースで死んでるとすると
> > 21世紀に入ってから24万人(;´Д`)
> > 中規模都市一つ分の人口が消えてるのか(;´Д`)
> つうかそもそも自殺が多いことをどう評価すべきかが問題なんだよなあ
> 自殺を飢えや貧困がなくて精神的に悩む余裕がある社会の特徴と考えると
> 日本は良い国だと言えなくもない
日本の自殺率の高さについては、WHO精神保健部ホセ・ベルトロテ博士はこう言っている。
「日本では、自殺が文化の一部になっているように見える。直接の原因は過労や失業、倒産、
いじめなどだが、自殺によって自身の名誉を守る、責任を取る、といった倫理規範として
自殺がとらえられている。これは他のアジア諸国やキューバでもみられる傾向だ。」
こうした点は当の国の人間では気づきにくい見方かと思われる。
ロンドン・エコノミスト誌(2008.5.3)は女子生徒の硫化水素ガス自殺(4月23日)の紹介
からはじまる「日本人の自殺-死は誇らしいか」という記事で日本の自殺率の高さについて
論評している。経済的な要因についてもふれているが、記事の主眼は日本人の文化的な要因、
あるいは社会的特性であり、上記の見方と共通している。
「日本社会は失敗や破産の恥をさらすことから立ち直ることをめったに許容しない。自殺は
運命に直面して逃げない行為として承認されることさえある。サムライは自殺を気高いもの
と見なす(たとえ、それが捕虜となってとんでもない扱いを受けないための利己心からだと
はいえ)。仏教や神道といった日本の中心宗教は明確に自殺を禁じていたアブラハム系信仰
と異なって、自殺に対して中立的である。」
日本政府は9年間に自殺率20%減を目標にカウンセリングなどの自殺対策に昨年乗り出したが、
重要なのは社会の態度であると結論づけている。
「一生の恥と思わせずにセカンドチャンスを許すよう社会が変われば、自殺は普通のことでは
なくなるであろう。」
参考:2008/09/10(水)21時40分13秒