2008/09/23 (火) 15:02:28 ◆ ▼ ◇ [qwerty]麻生太郎が、腹黒いとか言う人がいるけれど
あんなに、純粋な人はいないぞ。
おれの爺ちゃんから聞いた話なんで、だいぶ昔の話だけど
ある時、北海道の港でフェリーを待っていたら
麻生太郎と偶然居合わせたそうだ。
爺ちゃんは趣味でクレー射撃していたから、同じクレー射撃選手の彼のことは写真で知っていたけれど
今ほど麻生太郎は有名じゃないから、爺ちゃん以外の人は、誰も気づかなかった。
そこへ、一人の乞食がお金を恵んで欲しいと近づいてきて、客に頼んで回ってきた。
麻生太郎の近くに来た時、爺さんはどうするか見ていたら、
無表情に断ったので、爺ちゃんはちょっとがっかりしたんだって。
その当時港には、ヤクザが地回りしていた。
そのうちの一人がやってきて、乞食に対して
「こんなところに来るな!」と殴って追い払おうとした。
すると麻生太郎は
「ふざけるな!お前らにそんな権利はねえ!」と突然声を荒げて
ヤクザに喧嘩を売ったそうだ。
5、6人のヤクザが集まってきて、当然麻生太郎はフルぼっこ。
爺さんは機転を利かせて「警察だ!」と叫び、
その隙に麻生太郎を連れてその場を逃げ出したんだって。
無事逃げ出して、居酒屋に入り、爺ちゃんは麻生太郎と小一時間ほど話したんだって。
殴られて紫色になった顔をなでながら、麻生太郎は爺ちゃんにこう話したそうだ。
「彼に金を与えることはすぐできることです。
あの乞食はそれで喜ぶかもしれないし、俺も良心が痛まなくてすむ。
でも、そこで終わりなんです。
俺には大望がある。この国から、弱い者から搾取する連中を追い出し、
弱い者が泣かなくてもいい世の中。そんな世の中を作りたい。
だからこそ、俺は、目先の善を行って自己満足に陥りたくない。
俺はクリスチャンだから、施しをしないことがどれだけ罪かを知っている。
いつも心の中で『ごめんなさい』と謝りながら、
その度に
『俺がいつかこの国を良くしてやるぞ、
それができなかったら、俺は小さな善すら行えなかった悪人のまま
死ぬことになる』
そう自分を責めながら、生きてます。
でも、苦労している人々に出会うたび、
今は何もしない自分が嫌で、
心の中ではつらくてつらくてたまりません。
その怒りを、さっきは彼ら(ヤクザ)に向けてしまった自分が未熟だと感じています」
そう言って、麻生太郎はうつむいて泣き出したんだって。
爺ちゃんは、そういう意味があったんだって感心したそうだ。
「こんな好青年にこそ、将来、日本の指導者になって欲しい」
と話していた俺の爺ちゃんが死んでもう5年になる。
爺ちゃんに、今日の総裁選の結果を伝えられなくて、本当に残念だ。