父親がヤクザだからといっていじめられるのは不当だって担任に訴えに来た母親がいた。 担任は謝罪させるから教室に来てくれって言ったそうで,教壇に母親と息子を隣に立たせた。 「お前たちの中にA君の父親がやくざだからっていじめた奴らがいるそうだな?」 このとき教室はシーンとしていじめてた奴らはちょっとびびってた。 「親の職業で差別してはいけない。仕事はどんな仕事でも立派な仕事だ。 ちょうどいい機会だからお母さん、A君のお父さんの仕事内容を皆に教えて やってください。」と言った。母親は一瞬信じられないって顔をして担任を睨みつけ、 顔を真っ赤にしながら子供の手を引っ張って足早に教室を出て行った。 ざわつく中、俺は二人が出た後に担任が一瞬だけ見せたニヤリを今も忘れない。