ジャン・スタンジェ、アンヌ・ファン・ネック共著の「自慰」 (以下、スタンジェ著「自慰」)によると、17世紀以前にはオナニーを罪とみなす宗教者の言説はあるが、 オナニーそのものへの言及はさほど多くない。 大した問題だとはみなされていなかったようだ。 フーコーによれば西洋では「固まりミルク」と称して村の少年たちが精液の飛ばし合いっこをしていた。