2005/07/08 (金) 22:48:21        [qwerty]
彼が鉢にチンコを植えているその頃、俺は一人、港で海を眺めていた。
初春を流れる微風と、何処までも続く青い海を眺めながらスニッカーズを食す。
爽やかを味わう視覚とチョコで淀んだ味覚が、脳内で絶妙なコントラストを奏で
今にも卒倒しそうな俺の前方遥か彼方、水平線が軋んだ。
「ああ、あれはありふれたワープ現象、何が出現するんだろう」
のんきな俺の考えとは裏腹に、現れたのはマンコであった。
一瞬で思考を切り替えると、俺は冷徹なスナイパーに変貌した。
防波堤にライフルを固定し、視認できる限界の距離にあるマンコに照準を合わせる。
引き金を、引いた。
一発目
外れだ、距離が遠すぎるのか。
ニ発目
また外れだ、沖では風が強いのか。
三発目
マンコが消えている
四発目を撃とうとした瞬間、自分の直ぐ目の前にマンコが!
「しまった!ワープだ!やはりワープマンコだったか!」
最早ライフルを効果的に使える距離ではない。俺は足元の頭陀袋から
今朝収穫したばかりのトマトを取り出すとマンコに投げつけるような
格好をとってからおもむろにトマトに齧りつく。
「うまい」
この美味さの前ではマンコなど無意味だ。
俺はワープを繰り返すマンコを横目に自作トマトを思う存分堪能した後。
港を後にしたのだった。