2008/10/09 (木) 19:16:09        [qwerty]
「緑色蛍光タンパク質」をクラゲから発見・抽出した研究でノーベル化学賞
を受賞した下村脩氏(ボストン大医学校名誉教授、米ウッズホール海洋生物
学研究所元上席研究員)。 
その偉業と快挙に日本中が沸いているが、それにつられるように、下村脩氏
の息子・下村務氏が注目を浴びている。一般的にはピンと来ない名前かもし
れないが、実は下村務氏、世界的に名を知られる天才ハッカーなのだ。 

下村務氏は1964年、愛知県生まれの科学者で、コンピュータセキュリティの
専門家。米国を拠点に活動している下村務氏だが、その名を世界に知らしめ
たのは1995年、当時FBIが追跡していた「伝説のハッカー」逮捕に協力したこ
とだった。 

この「伝説のハッカー」の名はケビン・ミトニック氏。コンピュータセキュ
リティの分野をかじったことがある人なら、その名を知らぬ人はいないほど
の有名人だ。 
1990年代前半、カリフォルニア大学サンディエゴのスーパーコンピューター
センターに「攻撃」を仕掛けたケビン・ミトニック氏は、同所の研究員だった下村務氏と激しい攻防を繰り広げる。 
下村務氏の2年にわたる追跡の結果、ケビン・ミトニック氏は不正侵入やデー
タ改ざんなどの罪でFBIに逮捕され、約 5年間を刑務所で過ごすことになっ
た。 
この一件により、下村務氏は「伝説のハッカーを逮捕に追いやった天才ハッ
カー」として、世界中に知られることになったわけだ。