20世紀末までに青春を過ごしたのアニオタには (安直な例で申し訳ないが)宮崎、押井、庵野、富野のようなヒーローがいた。 暴言を覚悟で言うならば、彼らが旧来のアニオタのプライドを支えてきた。 同様に、ゆとりにだって彼らの世代を代表するヒーローが必要だ。 なぜならば、若造は旧世代の「こういうのがいいよ」という価値観を (正誤の問題はさておき)「古臭い」と宣言しないと、 いつまでも旧世界を支配する感受性や価値基準の呪いを受け続ける事となり、 卵から孵ることが出来ない雛鳥のように精神が死んでしまうのだ。 だからゆとりはそうしたものを「懐古趣味」と蔑み、「新しい者たち」にすがらないといけないのだ。 それがたとえ、京アニやヤマカンのような、ニッチな萌え豚狙いの山師、上っ面だけのガラクタであっても・・・