小型格安パソコン(PC)で人気を集める台湾のPCメーカー「ASUSTeK Computer(アスーステック コンピューター)」が今月発売したデスクトップPCに出荷前から、コンピューター・ウイルスが混入していた ことがわかった。 今年8月、中国広東省の自社工場で、日本向けの製品に組み込むソフトウエアを検査する際、検査用 に挿入したファイルがウイルスに感染していた。検査用ファイルは事前にウイルスチェックをしたが、 検出できなかったという。 同社では、検査用ファイルを移し替える際に使ったUSBメモリーが感染源になったとみている。検査用 ファイルは日本語版専用で、感染したのは日本向けのPCだけだった。