振り込め詐欺のうち「おれおれ詐欺」の被害者の約30%が、金融機関の窓口や現金自動 預払機(ATM)で現金を振り込む際、行員から忠告や制止があったにもかかわらず、被害に 遭っていたことが12日、警視庁の被害者調査で判明した。 被害者が制止を振り切る際に行員が負傷するケースも多いという。警察庁は「被害者が 冷静になるまで根気よく説得を」と指導。「被害ゼロの日」としてATMを集中警戒する今月 15日には警察官を大量動員し、利用者への注意喚起を強める。