学習研究社は14日、2008年4―9月期に約7億円の特別損失が新たに発生したと発表した。 家庭訪問販売で提供する小・中学校生向け教材事業から撤退するため。公表済みの 早期退職者に対する退職金の特別加算金支払いや有価証券評価損と合わせ、現時点で 特損は20億円を超す。業績見通しについては「精査中」としている。 今回の特損計上は家庭訪問で販売している小学生向けの「アクセル1(ワン)」と 中学生向けの「マイコーチ」。販売部数はピーク時の20分の1以下、08年 3月期の両誌の 売上高は計6億円弱に落ち込んでいた。 1977年創刊の「マイコーチ」は84年に月100万部の販売があったという。