政府は17日に閣議決定した答弁書で、在ドイツ大使館が2002年7月から「執務室」として 借り上げているボン市内のホテルのスイートルームについて、近く契約を取りやめることを明らかにした。 鈴木宗男衆院議員(新党大地)の質問主意書に答えた。 旧西ドイツの首都だったボンには、現在も国防省など6省庁が残っており、 外務省は大使館のベルリン移転後、大使館員らが出張する際の執務室として 使っていた。しかし、07年度で約1300万円に上る賃料に対し、使用実績 は年100日以下にとどまっており、「必要性が乏しく、無駄が多い」との指摘が出ていた。