2005/07/09 (土) 23:25:32 ◆ ▼ ◇ [qwerty]まず、透明のペットボトルの中に、石油と中性洗剤を10対1ぐらいの割
合で混ぜ入れる。それをよく振ると界面活性剤がたくさんの洗剤の泡とな
る。この泡の中には気化した石油が閉じ込められたことになる。
これに着火させると勢いよく燃焼するが、これは気化した石油が洗剤の気泡の中に
取り込まれて、適当な濃度になったために燃焼しただけの話。常温でも気
化し易いガソリンでも同じことが言える。この気化したガソリンや石油を
ビンに移したのが、いわゆる火炎ビンというものだ。
ちなみに火炎ビンは学園紛争まっただ中に、コーラなどのガラスビンで作
られていた。ビンの中の液体に火を付けただけだと、着火直後に手元で小
さな爆発が起きて危ない。
それを防ぐために小さな石などをいれ、一度に
全てが気化しないようにしたのだ。これで安全に扱うことができる上、投
げ込んでから火がつくとゆう工夫を凝らした火炎ビンができあがった。(も
ちろん、ビンの口にはティッシュなどの燃えるものを詰め、着火し投げる)
この方法は今でも使えるが、これは今から30年前、アルタ前でシンナーを
吸う太陽族がいた頃の話。21世紀を迎えようとする今、現在、もっと強烈
な方法がある。火炎缶式火炎放射器(自称)の作り方を紹介しよう。
ビンならば投げれば割れる、割れた衝撃で一気に爆発する、といった簡単
な発想が火炎ビンを作ったわけだが、これを割れない缶でつくることにす
る。缶で作ると火炎放射器みたいになる。製造法の前に爆発物の特性を最
初に説明しておこう。
爆発物は外壁を包めば包むほど威力は強くなる。爆竹などを例にするとわ
かるだろう。爆竹は火薬を紙で巻き付け、それに導火線を付けただけの構
造だ。導火線に着火させると中の火薬が燃えようとする。
ところが周囲を
紙で巻かれているのですぐには燃えない。ある程度まで燃える力が抑えら
れるのだ。そして、紙の強さが火薬の強さに負けたときに初めて、パンと
いう音になって燃焼、爆発するのだ。
と、言うことは、爆竹にもっと紙を巻いてしまえばさらに大きな爆発力が
得られると思うだろう。実はこれは半分正解なのだ。何故半分だけ正解と
いうと、紙の強さは火薬の強さより弱くなければ破裂しない。
つまり、火薬の力が紙の力を上回ってることが必要なのだ。市販されてい
る爆竹はこのへんをうまく計算して作られているので、これ以上の強度を
持たせてしまうと、火薬がジュッと燃えるだけで破裂はしなくなってしま
う。
さて、ここまでの話を踏まえた上で製造法に入ろう。
火炎ビンと同じく石油と中性洗剤をペットボトル内で混ぜ合わせる。
よく振って泡立てる。
それを空き缶に半分ほど移す。
次に飲み口にガムテープを張ってフタをし、その隙間から着火させ
るための古新聞紙 をねじって取り付ける。
(注意)
古新聞紙に付けた火は投げた時に消えてしまいそうだが、タネ火が残れば
着火するので大丈夫
後は着火し投げるだけ!缶の中は着火し易い具合になったガスが充満
しているので、投げた後にポンと小気味良い破裂が楽しめる。
解説先程もいったが、中の爆発物の威力より周りを取り囲む物質が強いと
破裂はしない。つまりこの場合、缶の方が強いので、当然缶自体は破れな
いのだ。
缶の中で充満したガスは、逃げ場をなくして飲み口へ一気に逃げ
ようとし、そこにある火に引火する。
すると勢いよく缶の口から火が放出
され、火炎放射器のようになる寸法だ。
辺り一面かなり大きな範囲で火の手が上がるだろう。
くれぐれも悪用は厳禁・・・・・・・!!!