> 2008/10/22 (水) 13:16:01 ◆ ▼ ◇ [qwerty]> > 武器商人の朝は早い まだ薄暗い頃から卸売り市場に足を運ぶ
> > 今日はいい甲冑が入ったが店主の顔は暗いままだ
> > 「最近は戦やクエストが少なくてね」
> > 客の足が数ヶ月途絶えたこともある
> > 妻は戦で手足が不自由な上 寒い時期は古傷が痛むという
> > 重い甲冑を背負い店まで戻る道中には人生の試練が刻まれている
> > この村で武器屋を営むのは彼ら夫婦だけになった
> > 村の過疎化が彼らに決断を迫っている
> なんでワーキングプアのドキュメンタリーよ(;´Д`)ぜんぜんライトじゃないじゃない
かつては近くにダンジョンがあり 軍隊や勇者の一団が毎日行き来したという
ダンジョンに案内してもらった
「今はもぬけの殻さ」
くもの巣がはりめぐらされた入り口に往年の活況を知ることはできない
「あそこからあそこまで俺の土地だったんだ 支店も2つあった」と
荒野を指差して彼はつぶやく
もうすぐ冬が来る 雪が降ればいよいよ人が通わぬ村となる
彼は冬の間城下町に出稼ぎに単身行く生活を10年続けている
この村に春がおとずれる日は来るのだろうか (本誌記者)
参考:2008/10/22(水)13時08分47秒