■日本人社員は単純業務ではもはや中国人にかなわない? むしろ、重点を置かなければならないのは、日本国内での業務の高度化だ。マニュアル化できるタイプの業務がなくなったぶん、 どれだけ高度な仕事が日本国内でできるのかが、問われることになる。つまり、日本人社員は、これまでより「高付加価値な仕事」 を求められるわけだ。 それにより、ストレスを感じ、自分のポジションに不安を覚える社員も少なくないのが現状である。技術職や営業職と異なり、 能力の個人差の見極めが難しい総務などでは、 「自分だけリストラされるのでは」とおびえてうつ症状を発症する人も増えて いるという。