講演文「モンゴル来襲と異文化接触」で、村井教授は何よりモンゴルの 来襲は、日本が他の国よりすぐれた神聖空間であることを意識するようになり、それによって「他の もの」に対する蔑視と排除を伴う「神国思想」を定着させる契機になったと指摘した。 村井教授によれば「'神さまが国を守る'と言う言説も敵に関する理解を根拠に、自分を再認識すると いうのではなく、国際社会で通用しない空虚な国家自慢を述べたのにすぎなかった」