したがって、彼(キリスト)は受難もしなかった。そうではなく、キュレネ人 のシモンという者が徴用されて彼の代わりに十字架を背負ったのであり、この 男が(人々の)無知と迷いのゆえに十字架に付けられたのである。彼(シモ ン)がイエスであるかのように見えるように、彼(イエス)によって姿を変え られた後で。他方、イエス自身の方はシモンの姿になり、立って彼らを笑っていた。 – 『異端反駁』I, 24, 4