2008/10/25 (土) 13:47:39 ◆ ▼ ◇ [qwerty]アラン・グリンースパン(FRB前議長)がやった政策というのはまさに、バブルがひどくなると
金利を上げていってそれを抑えにかかり、バブルが崩壊した瞬間、小刻みに次々と金利を下げて、
実質マイナス金利になるまで下げていきます。
それで、資産価格の上昇を引き起こす。つまり、次のバブルを待つわけです。
その間に、国際的な協調のもとで、量的金融緩和政策が行われます。
デフレを防ぐという名目で、ジョセフ・スティグリッツやポール・クルーグマンも、この量的金融
緩和政策を支持しました。
ともあれ、実際に行き場を失ったお金が再び資産に戻ってきます。
また資産価値が再び上昇して加熱したと思ったらジリジリと金利を上げていって、またバブルが崩壊する。
こうして不動産 → 株式 → 不動産というようにバブルを交替させていくのです。
「グリーンスパン神話」ということが言われましたが、結局、グリーンスパンの「功績」はなんだっ
たのかというと、バブルをコントロールすることによって次々とバブルを乗り換えていったことです。
あまりに巧みにバブルをコントロールしたので「グリンースパン神話」と言われました。
バブルがはじけてもグリーンスパンが何とかしてくれる、と安心してしまう。
そういう世界が作られたことによって、アメリカ人の個人貯蓄率がゼロになって、ほとんどマイナス
にあるくらい借金まみれになってしまったということなのです。そして、それが世界に波及していった
のです。