鋼(ハガネ) 和包丁などに使用されます。多々良などで作られた伝統の「玉鋼(たまはが ね)」の製法を、日立金属株式会社が大量生産できるよう改良を重ねて製造し た材料、安来鋼(YSSヤスキハガネ)が主流になっています。刃物用としては非 常に優れた材料で、不純物の量や、特殊金属の配合により様々なグレードがあ り、下のグレードからSK、SK-5、黄紙、白紙1号、白紙2号、青紙1号、青紙 2号があり、一般的に業務用の用途では白紙以上のグレードを使用します。白 紙鋼でHRC硬度(材料硬度の基準)でHRC62±1程度、青紙鋼ではHRC64±1程度ま で焼きが入ります。