2008/12/13 (土) 15:07:29        [qwerty]
ある新聞記者がカンサスのド田舎の農夫を取材した。
どうにもネタが無く、その老いた農夫なら
何かおもしろい経験をしているのではないかと思ったからである。
まず、記者はこう尋ねた。
「あなたはこちらに長いこと住んでいますが、
何かとてもハッピーになった出来事があれば教えて下さい」
農夫は少し考えて答えた。

「ああ、いつだったか近所の羊が道に迷ってな、
わしらで捜索隊つくって羊を捜しだしたことがあった。
 見つけた羊はみんなで盛大にファックしてから連れて帰ったなあ」

「そんなの記事にしたらクビにされます。じゃあ他にもっとこう、
 みんながハッピーになった出来事はありませんか」
農夫はまた少し考えて答えた。

「そうそう、いつだったか近所のべっぴんな娘が道に迷ってな、
わしらで捜索隊作った。羊よりでかい代物だから、捜索隊の人数もずっと多かった。
 もちろん、見つけた娘はみんなで盛大にファックしてから連れて帰ったとも」

「そんなの新聞にのせたら編集長のクビが飛びます。
じゃあ、ハッピーな話はもう結構ですから、
 何かとても悲しかった出来事はありませんか」

農夫は途端にうなだれ、黙ってしまった。少しして、絞り出すような声で言った。

「いつだったか、わしは道に迷ってしまってなあ」

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