2009/01/02 (金) 13:07:25        [qwerty]
先日もある男子学生さんから、「MT車とAT車で迷っている」とのご相談を受けました。
このようなお問い合わせがあったとき、私はあまりMT車コースを勧めません。
と申しますのも、ご家族が所有されている車を伺うと、今やほとんどAT車です。
レンタカーを借りる場面でも、大型トラックやスポーツカーなどの例外を除き、用意される車は、ほぼすべてAT車です。

MT車の世界に魅入られることがない限り、AT車に乗れる免許さえあれば、ことが足りてしまうのです。
仮にMT車に魅入られてしまったとしても、限定解除の教習を受ければ、後からMT車も運転できる免許を取ることは可能です。

AT車コースの利点は、教習代金がMT車コースより1万数千円ほどお安いこと、
クラッチ操作がない分くみしやすいことの2点に集約されます。
これらは、AT車コースを選択するうえで、十分すぎる理由だと思うのです。

このような説明をご相談相手の学生さんにすると、一日考えるとのことでした。
ところが、翌日再度来店された学生さんが選ばれたのは、MT車コースでした。

でも私は、この結果を十分予想していました。そうなんです。迷われている学生さんに
「AT車コースでも良いのでは」と勧めると、なぜか、皆さん日を置いたうえで、MT車コースを選択されるのです。

ただし、これは女子学生には見られない傾向で、男子に特有のものです。

免許証の条件欄に記される「AT車に限る」が、それほどまでに気になってしまうのか。
しかしながら個人的には、このような思考の過程から感じ受ける男の美学、私は結構好きです。