2009/01/11 (日) 13:52:11 ◆ ▼ ◇ [qwerty]①インド経済
原油などの商品価格は落ち着きを取り戻し、インド経済にプラスの作用を与え始めていると考えています。しかしなが
ら、短期的にインド経済は成長がやや鈍化しており、市場は2009年度のGDP成長率の見通しを7.0%、2010年度は6.0%
程度と予測しています。
②インド株式市場
最近の株式市場は世界的な金融危機により大きく変動しています。2008年後半は原油価格の下落により特にエネル
ギー株が大きく調整しました。また一部の企業からは世界的な景気後退の影響を受け、業績見通しの下方修正が発表さ
れました。しかし最近は落ち着きを取り戻しつつあり、インド株式市場も次第に安定を取り戻すと考えています。世界的な
ITサービス産業や鉄鋼、自動車産業などを抱えるインド経済は、中長期的に相対的に高い成長が期待でき、またバリュ
エーションで考えても過去数年間で最も割安な水準に達していることから、株式市場は中長期的に堅調に推移すると考
えています。
③今後の運用方針
原油価格が安定し、金利下降の局面に恩恵を受けると考えられる金融株と資本財株の投資比率を引き続き高めとする
方針を継続します。一方、今後の需要の見通しに不透明感が感じられるITサービス株およびエネルギー株の投資比率を
やや低めとします。また、世界経済の減速や国内インフレの影響を受けにくいと思われる通信株および消費関連株、減
税などの財政措置の恩恵を受けると見られる耐久消費財株の投資比率を引き続き高めとする方針です。今後も、成長の
確信度が高いと判断した銘柄や、株価に割安感があると判断した銘柄の買い付けを行なっていく方針です。