今回の不況の最大の犠牲者はアメリカ合衆国ではない、ということが遂に理解され始めている。 アメリカ以外の世界各国の方が苦しみ始めている。 運命を対西側輸出に賭けていたこれらの国(中国、日本、その他のアジアン・タイガー)は、大虐殺の憂き目に遭いそうだ。 バブルで食べていた一次産品国連中も同じである。 皆、全てアメリカにレバレッジしているのだ。 しかもアメリカは、何年にも亘る快楽主義への当然の罰も受けないようだ。 予測されていたドル崩壊にも米国債大量処分にも、未だ、見舞われていない。 ドルはポンド、豪ドル、ルーブル、ルピー、レアルに対して急騰した。 アメリカの10年債の利回りは、ドイツ(3.3%)よりもフランス(3.81%)よりも低い2.84%。 1年債は0.46%。 危機が悪化するほどに、世界は目減りした資産を益々アメリカ政府の手に委ねたがっている。 赤子の手をひねるより楽に1兆ドルの赤字穴埋め資金調達が出来て、米国財務省も笑いが止まらないだろう。 アメリカ最強ヽ(´ー`)ノ