オオミノガヤドリバエ 1990年代後半から、オオミノガが激減し始めた。原因は、オオミノガにのみ 寄生する外来種のオオミノガヤドリバエ (Nealsomyia rufella) である。 蓑当りの寄生率は5割~9割に達する。寄生率は九州に近くなるほど高いため、 中国大陸から侵入したと考えられている。 オオミノガヤドリバエは、主にオオミノガの終令幼虫を見つけると、 摂食中の葉にのみ産卵する。このため、寄生率が上がる。 口器で破壊されなかった卵はオオミノガの消化器に達し、体内に侵入する。 1個体に付き、平均10羽程度のオオミノガヤドリバエが羽化する。 既にオオミノガヤドリバエ自体に寄生する寄生蜂が見つかっている。 なんつーかムシの世界も大変なんだな(;´Д`)