中国では隣人や親戚そして社会の誰に訊いても、返ってくるのは「子どもの 本分は学業」と言うゆるぎない答え。小学1年生から、朝は7時半前から登校 し、みっちり7時間授業を受ける。夜は11時、12時まで宿題の山との格闘だ。 「低学年だから」などという容赦はない。ただただ毎日山のように積み上が る宿題をこなす。放棄すれば怒り狂った老師(教員)の罵詈雑言をしこたま 浴びる、小さな子どもでもそれは覚悟の上だ。「毎晩、子どもが泣きながら 宿題をしている」ことに驚くのは私たち外国人ぐらいだろう。日本のよう に、ほんの一時集中すればいい受験戦争とも、だいぶ事情が異なる。