>  2009/02/22 (日) 18:36:54        [qwerty]
> その明くる日も、ごんはくりを持って、
> 兵十のうちへ出かけました。兵十は、物置でなわをなっていました。
> それで、ごんは、うちのうら口から、こっそり中へ入りました。
>  そのとき兵十は、ふと顔を上げました。
> と、きつねがうちの中へ入ったではありませんか。
> こないだ、うなぎをぬすみやがったあのごんぎつねめが、
> またいたずらをしに来たな。
> 「ようし。」
>  兵十は立ち上がって、なやにかけてある火なわじゅうを取って、
> 火薬をつめました。そして、足音をしのばせて近よって、
> 今、戸口を出ようとするごんを、ドンとうちました。
>  ごんは、ばたりとたおれました。
> 
>  兵十はかけよってきました。うちの中を見ると、
> 土間にくりが固めて置いてあるのが、目につきました。
> 「おや。」
> と、兵十はびっくりして、ごんに目を落としました。
> 「ごん、おまい(おまえ)だったのか、いつも、くりをくれたのは。」
> ごんは、ぐったりと目をつぶったまま、うなずきました。
>  兵十は、ひなわじゅうをばたりと取り落としました。
> 青いけむりが、まだつつ口から細く出ていました。

バーン!ドサッ

参考:2009/02/22(日)18時34分35秒