スーパーの豆腐は論外。ほかの二つは国産の大豆でいい水を使い、 味も甲乙つけがたい。 しかし豆腐は作ってすぐに食べなければ風味が落ちる。 京都のイの豆腐はほんのわずか風味がおちている」 栗田は山岡の鋭敏な味覚に感心する。 谷村は決定する。 「この企画は山岡君、栗田君に担当してもらうことにする」 そこへ大原社主が登場する。 「私は谷村君に命じた企画は究極のメニューを作ることじゃ」