横浜市は二十三日、市救急医療センター(同市中区)の指定管理者が再公 募でも応募がなかったことを受け、補助金不正受給問題で指定管理者の取り 消し処分が決まっている市病院協会を二〇〇九年度末まで管理者とする方針 を明らかにした。今年七月に予定していた処分実施を延期し、「不適当」と 認定した事業者に業務を継続させる極めて異例の措置。市の見通しの甘さ や、ずさんのそしりを免れない対応に、市会からは責任を厳しく追及する声 が上がっている。