2009/03/03 (火) 23:07:34        [qwerty]
 何はともあれ、凄いのはガンアクションだ。
冒頭、ウェスリーの父親が殺害されるシーンから始まるのだが、
その方法が凄い。作業員に扮したザコ敵が、高層ビルにいる父親を、
隣のビルから銃撃。父親は彼らを倒すため、ビルの廊下をダッシュして
窓ガラスを突き破って隣のビルへ大ジャンプ。ジャンプしながらザコ敵を
二丁拳銃で瞬殺。一息つくが、その足下に“×印”が描かれており、次の瞬間、頭部に銃弾が炸裂して絶命する。そこで画面がストップし、
時間が逆戻り。頭部から銃弾がスポッと抜け、カメラはその軌跡を
逆に辿り、“銃弾がどこから飛んできたのか”を見せてくれる。 

 この演出でもうニヤニヤしてしまうのだが、その“戻っていく銃弾”が
街の上空をおそらく5~10km(!)くらいは飛行し、わざわざ走行中の電車の
連結部の隙間を抜けたりした後、暗殺者のスナイパーライフルの銃口に
吸い込まれるあたりで爆笑。普通のスナイパーライフルの射程は
2kmくらいなので「どんな倍率のスコープだよ」と画面を見ると、
暗殺者はライフルのスコープは無視して(なら付けるな)、
その脇に置いた天体望遠鏡で狙いを定めているというバカっぷり。
「そんな長距離飛んだ弾丸にまともな威力が残ってるわけない」とか、
「巡航ミサイル使えよ」とか色々言いたくなるが、
ともかくアイデアと映像が斬新で面白すぎる。