2009/03/18 (水) 00:46:34        [qwerty]
 ある朝目を覚ますと、俺は一本のチンポになっていた。

     *

「拓郎(たくろう)お兄ちゃん、起きてよ!」
 妹の英美(えいみ)が俺の部屋に入ってきた。
 いつもの事だ。俺はフトンの中で丸まった。
「朝ごはん出来てるよ。もー!」
 フトンを取られる。
 だが、今日は日曜日だ。その程度の攻撃で起きるものか。
「キャー!!」
 突然、英美の悲鳴をあげた。
 頭の中がキーンとなった。
 英美の奴、俺が起きないと思って新しい技を開発したな。
 これはたまらない。このまま聞いていたら、一日中頭がキーンとなりそうだ。
 俺は負けを認めた。
「わかったわかった。起きるから大声を上げるな」
 俺は眠たい目を開けた。
 目の前に、巨大化した英美がいた。怪獣の様に大きい。
 俺、寝ぼけているのかな。
「お前、いつからそんなにデカくなったんだ?」
 そういえば、部屋やベッドもめちゃくちゃ広くなっていた。足元には俺のパジャマが落ちている。俺のパジャマもバカでかかった。
「お兄ちゃん……なの?」
 英美は言った。

     *

 理由はわからなかったが、俺はチンポになってしまった。