ある朝目を覚ますと、俺は一本のチンポになっていた。 * 「拓郎(たくろう)お兄ちゃん、起きてよ!」 妹の英美(えいみ)が俺の部屋に入ってきた。 いつもの事だ。俺はフトンの中で丸まった。 「朝ごはん出来てるよ。もー!」 フトンを取られる。 だが、今日は日曜日だ。その程度の攻撃で起きるものか。 「キャー!!」 突然、英美の悲鳴をあげた。 頭の中がキーンとなった。 英美の奴、俺が起きないと思って新しい技を開発したな。 これはたまらない。このまま聞いていたら、一日中頭がキーンとなりそうだ。 俺は負けを認めた。 「わかったわかった。起きるから大声を上げるな」 俺は眠たい目を開けた。 目の前に、巨大化した英美がいた。怪獣の様に大きい。 俺、寝ぼけているのかな。 「お前、いつからそんなにデカくなったんだ?」 そういえば、部屋やベッドもめちゃくちゃ広くなっていた。足元には俺のパジャマが落ちている。俺のパジャマもバカでかかった。 「お兄ちゃん……なの?」 英美は言った。 * 理由はわからなかったが、俺はチンポになってしまった。