2005/03/27 (日) 18:05:54        [qwerty]
まだ日本にいる頃、デザイナーの友達が私の誕生日にバックをつくって
プレゼントしてくれたことがあった。可愛くて気に入ってはいたのだが、
"ノーブランド"であることに少し引け目を感じたりして、
使いやすいにも関わらず、仕事ではほとんど持って歩いたことが無かった。

しかしWWEでツアーを回るようになって、各地を移動して歩くのに
そのバックは丁度良く、頻繁に使うようになっていた。
するとセーブル(現在はいないが)が、そのバックをいたく気に入って、
どこで買ったのかを尋ねてきた。セーブルはとにかく超美しくって、
当時の私は、"セーブルみたいな顔になりたい…"って思ったりして(中学生かよっ!)
憧れてたから(笑)、本当に恐縮しちゃって、全然ノーブランドで、
友達の手作りだって伝えたわけ。すると彼女は
『素敵じゃない!私の分を友達にオーダー出来る?』って言ってきた。

で、思わず『こんなノーブランドでいいの?』って言っちゃった(友よっ!すまん!)。
すると彼女は諭すようにきっぱりこう言い切った。
『私は全然デザイナーズなんて気にしないわ。自分のイメージ通りのものがあれば
 名前なんて何だって良いじゃない! そうでしょ?』
たしかにセーブルという人は、彼女自身が自信に満ち溢れていて、
何を着ていても、何を持っていても"セーブル"だった。だから私も憧れたのだ。