> 2009/03/28 (土) 21:09:33 ◆ ▼ ◇ [qwerty]> > ヴェネツィアってたまに水抜いて底掃除しないと臭いと思う
> あの国って下水道はどうなってるのかね(;´Д`)
9世紀の後半には衛生思想が広がりますので、その段階でいろいろ実験をして
浄化槽を開発しました。それは3槽に分けておいて分解をどんどん進めて、
最終的にはかなりの部分をきれいに液体状に浄化して流してしまうのです。
固形物がたまりますが、それは定期的にバキューム船がくみ取りに来ます。
いまもときどき見ることがあるんですが、ホースをものすごい長さで伸ばして
いきます。我々の子どもの頃、東京でも1960年代までバキュームカーが
来てましたが、ヴェネツィアの船では、ホースを50メーターとか100メーターも
伸ばすのもあります。
そういう浄化槽は、ホテルとかレストランのように大勢人が集まるところでは
設置が義務づけられていましたが、一般の家庭はどうなっているか市当局も
よく分かってないという状況でした。ですから垂れ流しもけっこうあるわけで、
実態はよく分かっていないのです。出来るだけ、どの家も浄化槽を持つように
義務付けていますが、ほんとうに建て込んでいる古い島では無理なところもあります。
参考:2009/03/28(土)21時07分15秒