鉄の腕は萎え、鉄の脚は力を失い、 砂に埋もれた砲は二度と雄叫びを上げることはない。 鉄の巨人は死んだのだ。 狼も死んだ、獅子も死んだ。 だが、砂漠の太陽にさらされながら、彼は確信していた。 若者は今日も生き、若者は今日も走っていると。 鉄の巨人は若者の声を聞いた。 吹き渡る砂漠の風の中に、確かに聞いた…