相手それがヌナさん 歌舞は勿論、シジョ時調や漢詩にも卓(すぐ)れたタギーセン鶏妓生、タギ奴っコの噂は、たちまち 広まりタクヤンバン鶏両班達は競って、タギ奴っコの歓心を買おうとしたが、気位の高いタギ奴っ コは、気に入った相手とだけ宴席を共にした。自由自在に男心を弄んだタギ奴っコだったが、唯一 恥ずかしがる