重症急性呼吸器症候群(SARS)が発生したのは2003年初頭。 ハイテクバブルの崩壊と「9.11」のテロ攻撃の後、 市場が回復を遂げようと悪戦苦闘しているさなかのことだった。 世界銀行は、1918年のスペイン風邪並みのパンデミックは、 7000万人の死者を出し、世界のGDP(国内総生産)を 5%減らす可能性があると試算している。