埼玉県川越市の自宅で再婚相手の娘に乱暴しようとしたとして、 強姦(ごうかん)未遂と強制わいせつの罪に問われた元警視庁巡査長、 加賀次男被告(60)=懲戒免職=の判決公判が30日、さいたま地裁で あり、若園敦雄裁判長は懲役2年6月(求刑懲役4年6月)を言い渡した。 若園裁判長は判決理由で「警察官として犯罪を取り締まる立場にありながら、 性欲のおもむくままの犯行で情状酌量の余地はない」と述べた。 判決によると、加賀被告は昨年12月19日、20代の義理の娘を 乱暴目的で自室に連れ込み、ベッドの上で押さえ付けるなどした。昨年5月にも 尻を触るなどのわいせつな行為をした。