「動くな!」 「しまった!」 「俺の机で何を探していた」 「ちょっと消しゴムを借りようとしただけだ 勝手に引き出しを開けたことは謝るよ」 「嘘をつくな」 「本当だ」 唯一武器になりそうな文鎮に手が届いた これをやつに投げつければ・・・ 「おっと!その落ち着きのない右手が持っているものを離しな」 やつのアナルに装着された吹き矢の筒先が俺の眉間を確実にとらえていた 「こいつが火を噴けば秒速400mの矢が発射される 諦めるんだな」 俺は観念して両手をあげた