碇君が映画に誘ってくれた……嬉しい。 古い映画で白黒画面だったけど素敵な話だと思った。 わたしは知らぬ間に涙を流していたらしい。 映画のあと碇君はいつも以上に優しかった。 夜はレストランで一緒に食事した後、プラネタリウムにも行った。 碇君の唇がわたしの唇に重ねられたのもその時。 最高の1日だったと思う。 でも、帰ったら飢死寸前の家事無能力者が2人転がっていた。